調査・研究
調査・研究について
社会医療法人居仁会では、患者さんや地域の方々を対象として調査・研究を行っています。
このような調査・研究について、
- □ あなた又はご家族等が対象になっているか確認したい場合
- □ あなた又はご家族等のデータ等を対象から除いて欲しい場合
- □ 研究計画書の内容を知りたい場合
- □ 当法人が保有する個人情報の開示を希望される場合
- □ その他のお問い合わせ・ご相談がある場合
には、以下の各調査・研究の相談窓口へお申し出ください。
ただし、他の患者さんや地域の方々の個人情報・権利利益の保護及び研究者の知的財産の保護等の観点から支障がある場合や、当法人の権利利益を害するおそれがある場合には、研究計画書の閲覧や個人情報の開示のご希望に応じられないこともありますので、ご了承ください。
調査・研究の内容
精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究(EGUIDE)
対象者
2020年4月1日以降に総合心療センターひながを退院された患者さんのうち、統合失調症又はうつ病の診断を受けておられる方(各年度の4月1日~9月30日の間に退院された方)
目的
精神科医療においては、現在、医師ごとの診療内容のばらつきが大きく、よりよい医療を普及させることが必要とされている。治療ガイドライン(治療の指針)も作成されているが、それが実際の治療に反映され、役立っているかどうか、十分にわかっていない。そこで、この研究では、精神科医師に対して統合失調症とうつ病の治療ガイドラインに関する講習を行うことによる治療への影響を検討して、精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果を検証する。
調査内容
精神科医師を対象に、治療ガイドラインについての講習会(EGUIDE講習会)を開催する。そして、それを受講した医師の処方行動などを追跡調査する。具体的には、EGUIDE講習会を修了した医師が、担当した対象患者さんの診療情報の一部(処方内容、認知行動療法・電気けいれん療法の施行の有無など)を研究データとして利用する。なお、対象患者さんの氏名・住所・カルテ番号など、個人が特定できるような情報を含まないように匿名化し、どの患者さんの診療情報を利用させていただいたのか、総合心療センターひながの担当者以外は知りえない。
実施期間
2023年3月31日まで
責任者
社会医療法人居仁会 総合心療センターひなが
診療部 精神科 新城 俊
データ利用者
本研究は全国的な取り組みであり、匿名化した研究データは、名古屋大学と国立精神・神経医療研究センターの研究者に提供される。また他の共同研究機関に提供されることもある。提供の際には、データの電子ファイルにはパスワードをかけ、電子的に配信する。どの患者さんの診療情報を利用させていただいたのかは、外部の研究者は知りえない。
相談窓口
社会医療法人居仁会 総合心療センターひなが
診療部 精神科 新城 俊
住所 三重県四日市市大字日永5039
電話 059-345-2356(代表)
研究組織
国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 精神疾患病態研究部 部長 橋本亮太(研究代表者)
名古屋大学大学院医学系研究科精神医学分野 教授 尾崎紀夫 ほか
EGUIDEプロジェクトチームに所属する78医療機関(2020年08月31日現在)
詳細:https://byoutai.ncnp.go.jp/eguide/eguide-team.html
本人中心型の支援計画-デイケアでのリハビリにICFを導入した影響
対象者
2019年11月1日~2021年12月31日に、復職準備コース・早期リハビリコース、スキルアップコースを継続して利用される方
目的
デイケアのインテーク面接等にICF(International Classification of Functioning, Disability and Health;国際生活機能分類)を導入することの有用性や影響を、アンケート調査によって明らかにする。
調査内容
利用者と担当スタッフとでICFの用紙に記入する前後に、利用者を対象としてアンケート調査を行い、その結果からICFの有用性その他のICF導入の影響を考察する。
実施期間
2019年11月~2021年12月
責任者
社会医療法人居仁会 総合心療センターひなが
リハビリテーション部 デイケア科 矢田 久美子
データ利用者
責任者その他のデイケア科スタッフ 9名
[外部へのデータ提供は行わない]
相談窓口
社会医療法人居仁会 総合心療センターひなが
リハビリテーション部 デイケア科 浅田 初海、太田 理恵子、貝田 亜子、矢田 久美子
住所 三重県四日市市大字日永5039
電話 059-340-6153(直通)
整理番号
95-01
地域移行機能強化病棟における退院支援について -ストレングスに着目して-
対象者
精神障害者に関する業務に従事した経験を3年以上有し、地域移行機能強化病棟において退院支援に携わった看護師のうち、この研究への参加に同意していただける方
目的
地域移行機能強化病棟におけるストレングス(患者さんがその人らしく生活するための、患者さんが持つ特性、技能、才能、環境、関心、願望、希望)に着目した看護を明らかにする。
調査内容
対象の看護師が経験した退院支援の事例等について、本研究用に規定したインタビューガイドに沿って、半構造化インタビューを行う。インタビューの内容はICレコーダーに録音(対象者が録音を拒否した場合は、インタビュー中にメモを取って記録)し、その中からストレングスに着目した看護について検討する。なお、本研究では、退院支援を行った患者の個人情報は収集しない。
実施期間
倫理検討委員会承認後~2020年12月
責任者
社会医療法人居仁会 総合心療センターひなが
看護部 看護科 北川 美貴
データ利用者
責任者その他の看護師 2名
[外部へのデータ提供は行わない]
相談窓口
社会医療法人居仁会 総合心療センターひなが
看護部 看護科 C1病棟 北川 美貴
住所 三重県四日市市大字日永5039
電話 059-345-9062(直通)/内線 2311
整理番号
93-01